土地について登記した際にもらえる権利書が大切なものだとイメージされる方が多く、ドラマなどでもよく登場します。しかし、最近登記をした場合はそのようなものは発行されなくなっています。そのかわり、「登記識別情報」というパスワードが発行されることになりました。
この登記識別情報はこれまでの権利書と同様に、次に土地を売った時などの登記をする際に添付することになります。はがき一枚で頼りない気もしますが、重要なものなのできちんと保管しておくようにしましょう。できればパスワードは必要になるまで開かないほうが安全です。開いていたら誰かに見られたということがわかるからです。
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不動産用語で言う区分所有建物
不動産用語で言うところの区分所有建物とは、建物の居室や店舗等の各部分が構造上独立性を持っている複数の部分で構成される建物のことを指します。構造上の独立性ばかりではなく各部分の利用に際しての独立性も求められ、それぞれの部分について居室なり店舗なりとしての独自使用が可能であることも求められます。このような建物については、それぞれの部分に対して別々の所有権が認められており、当該建物については民法の特別法である区分所有法が適用されます。
権利が及ぶのは専有部分についてのみであり、廊下やエレベータなどの共用部分は、権利者の共有となります。建物が建設されている敷地についても共有とされ、敷地権や敷地利用権と呼ばれます。